9条世界会議-シンポジウム「9条・ヤスクニ・歴史『和解』」への賛同・参加のお願い(080215)

2008年2月
各 位
                   韓国・台湾・沖縄・日本4地域反ヤスクニ共同行動委員会
                     日本委員会・共同代表  内田 雅敏 (弁護士)

   9条世界会議-シンポジウム「9条・ヤスクニ・歴史『和解』」への賛同・参加のお願い

 皆さま 平和と人権、環境をまもるために毎日お元気でご活躍のことと存じます。
 9.11事件から既に6年有余が過ぎ、イラク戦争開戦からでさえ丸5年が経過しつつあります。“戦争と侵略の20世紀”を克服し、21世紀を“平和と共存”の時代へと変えていこうという人類の願い・希望は厚い壁に阻まれたままです。アフガニスタン、イラクでは今も戦争が続き、世界各地で紛争があとを絶ちません。
 このような中、今の世界、地球にこそ戦争放棄・交戦権否認・戦力不保持の日本国憲法9条が必要だ、そのような思いを集めて、今年の5月に幕張メッセで9条世界会議が開催されます。世界中(5大陸)から9条の意義を認め、それを広げるために多くの人びとが集まります。
 この9条世界会議の趣旨に私たちは賛同します。そして、この世界会議を成功させるために、私たち自身も企画をもって参加することにしました。シンポジウム「9条・ヤスクニ・歴史『和解』」の開催です。戦争と暴力をなくし、平和な地域、世界をつくるためには9条が必要です。同時に、戦争のないアジア、世界をつくっていくためには、戦争の火種を除き、民衆を戦争に駆り立てるシステムを解体し、国境を越えた民衆のつながり・連帯をつくっていくことが不可欠です。戦争動員システムとしてのヤスクニ、ナショナリズムと民衆間の反目を煽る歴史認識、これらを克服していくために何が必要か?それに対する回答を、韓国・台湾・沖縄・日本の4地域の民衆がともに考え、出していくためにこのシンポジウムを企画しました。
 9条世界会議、そしてシンポジウム「9条・ヤスクニ・歴史『和解』」を成功させるために、皆さまに下記のことをお願いいたします。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

                    記

1 シンポジウム「9条・ヤスクニ・歴史『和解』」に賛同していただくこと。
  (1)賛同金 1口=1,000円 (何口でも結構です)
  (2)振込先 (郵便振替口座)00140-3-446364  
    口座名義:ヤスクニキャンドル行動 内田雅敏

2 シンポジウム「9条・ヤスクニ・歴史『和解』」に参加していただくこと。
(1)日時=5月5日(月) 午後4時30分-午後19時
(2)場所=幕張メッセ(国際会議場)中会議室(201A)

3 サブ企画の上映会にも参加していただくこと 
   ・『考えてみよう靖国問題』(24分)
   ・『出草の歌』(30分)
(1)日時=5月5日(月)午後12時30分-午後13時30分
(2)場所=幕張メッセ(国際会議場)中会議室(302A)

4 シンポジウム準備・運営のスタッフに加わっていただくこと。

  ・語学(通訳)、広報・宣伝、当日運営(受付、会場設営、ゲスト・アテンド等)などのスタッフを募集中です。

5 連絡先:恵泉女学園大学・李泳采(イ・ヨンチェ)研究室  

 ・電話・FAX:042-376-8528
 ・メール:peacecandle2006@yahoo.co.jp

■ シンポジウムの概要

(1)シンポジウムの名称:「9条・ヤスクニ・歴史『和解』」
(2)開催日時:2008年5月5日(月) 午後4時30分~19時
(3)開催場所:幕張メッセ(国際会議場)中会議室(201A)
(4)主催:韓国・台湾・沖縄・日本4地域「キャンドル行動実行委員会」
(5)シンポジウムの詳細

 ●一部 基調講演
  「東アジアの国家暴力と歴史『和解』」
   -李錫兌(韓国・民主化のための弁護士会元会長)

 ●二部 各パネリスト報告
  ・9条と靖国 (内田雅敏、弁護士)   
  ・戦争裁判と賠償(内海愛子・早稲田大学大学院客員教授)
  ・「集団死」と靖国合祀(丹羽雅雄・沖縄靖国合祀取消訴訟弁護団)
  ・台湾原住民と靖国合祀(墨面、台湾原住民族とともに闘う会)
  ・質疑応答
  ・まとめ:靖国問題と東アジア平和(徐勝、立命館大学コリア研究センター長)

 ●司会:辻子実(ノー!ハプサスタップ)
 ●コーディネーター:李泳采(恵泉女学園大学)