07年靖国反対共同行動in New Yorkへの賛同・参加のお願い

各 位

      07年靖国反対共同行動in New Yorkへの賛同・参加のお願い

                        06年平和の灯を!ヤスクニの闇へキャンドル行動実行委員会      
                          事務局長 弁護士 内田 雅敏

 皆さま お元気でお過ごしのことと拝察申し上げます。
 安倍首相があっけなく退陣し、福田政権が誕生しました。この政権は、「美しい国」づくり、「戦後レジームからの脱却」という前政権の看板はそそくさと下ろし、改憲も口にしません。任期中の靖国神社参拝も殆どないと思われます。安部に期待をかけ、彼を持ち上げていた人びとは切歯扼腕していることでしょう。
 こうして靖国神社をめぐる状況は、表面上、昨年とは様変わりのように見えます。しかし、深部においては、状況はまだ変わっていません。テロ特措法の延長はなくなりましたが、福田政権はこれに代わり派兵継続-給油新法の制定を画策しています。アフガンそしてイラク戦争への参戦継続の意思に変わりはないのです。高校歴史教科書からの沖縄戦-「強制集団死」削除の策動は、9月30日沖縄県民11万6千人の決起により大打撃を受けました。しかし、まだ検定撤回には至っていません。そして、靖国神社は、望まぬ合祀取消を求める台湾・韓国・沖縄・日本(やまと)の遺族の心情・人格権を踏みにじり、今も合祀し続けています。
 このような中で、大阪、東京に続き、沖縄でも靖国合祀取消訴訟が準備され、今月中にも提訴される予定です。また、韓国では、靖国反対共同行動韓国委員会(共同代表:李海学氏)によって、この問題を国際化し、国連に持ち込み解決の方向性を探ろうという取り組み-「07年靖国反対共同行動 in New York」が準備されています。ニューヨークのコロンビア大学での靖国問題の国際シンポジウムの開催、国連に対するキャンペーンの実施等(詳細は別紙参照)。そして、韓国委員会からは、日本(06年平和の灯を!ヤスクニの闇へキャンドル行動実行委員会)、台湾(チワス・アリさん等)に対し、この行動への賛同・参加が呼びかけられています。
 この呼びかけに対し、私たちは積極的に応えるべきであるという結論に至りました。その理由は以下の2点にあります。(1) 画期的成功をおさめた昨年の「平和の灯を!ヤスクニの闇へキャンドル行動」の推進母体=韓国・台湾・沖縄・日本4地域の共同行動実行委員会の枠組み、運動を継承・発展させる必要があるため、(2)靖国問題は、最終的には日本国内で解決すべき課題であり、運動を通じて民衆じしんが意識変革を果たしていくことによってしか解決し得ないことは自明であるが、靖国問題は同時に国際問題であり、合祀取消の正当性等を国際的にアピールする必要性があるため。
 そして、06年キャンドル行動実行委員会として、韓国委員会から提起されている「07年靖国反対共同行動 in New York」に賛同し、代表をこの行動に派遣することにいたしました。それと同時に、下記のことを昨年の反靖国-キャンドル行動を支え、協力していただいた皆さまにお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。
                  
                     記

1 「07年靖国反対共同行動in New York」に賛同していただき、この行動を成功させるために財政的に協力していただくこと。
  (1)賛同金 1口=1,000円 (何口でも結構です)
  (2)振込先 (郵便振替口座)00140-3-446364
         口座名義:ヤスクニキャンドル行動 内田雅敏
  (注)昨年のキャンドル行動の決算は結果的に黒字となり、いただいた賛同金の一部が残りましたが、
   この剰余金もニューヨーク行動を成功させるために使わせていただきます。

2 「07年靖国反対共同行動in New York」に参加していただくこと。
  (1) 参加形態―ニューヨーク現地に各自行っていただき、行動・シンポジウム等に直接参加していただく。
現地での連絡先:
- 宿泊先 : Flushing YMCA Guest Room
- Homepage - http://www.ymcanyc.org/index.php?id=1135
- 住所 : 138-46 Northern Blvd. Flushing, NY 11354
Bus:Q32 or Q60 to 43rd Street & RT-25
- 連絡先 : (718) 961-6880 x133 LEE Young Chae

  (2) 参加申込期日―10月30日
  (3) 申込先―恵泉女学園大学・李泳采(イ・ヨンチェ)研究室
         ファクス:042-376-8528
E-mail:young0822@keisen.ac.jp
ホームページ:www.peace-candle.org
  (注1)参加する方は、氏名、連絡先(電話、メール)、参加日程、宿泊先予約希望の有無(希望される方には対応します)をお伝えてください。
  (注2)米国での行動は、ロスアンゼルスでも予定されていますが、李泳采はニューヨーク行動からしか参加できませんので、ロス現地では連絡体制がとれません。
(参考)キャンドル行動実行委員会からの代表派遣メンバー
       内田 雅敏、李 泳采、末広 恵美子の3名 

3 在米日本人の友人などに行動参加の呼びかけをお願いします。

* * * * 2007年度靖国反対共同行動in New York 概要 * * * *
○ 11月7日(水) NY着、ホテルチェックイン  * レセプション(18:30~20:00)
○ 11月8日(木) シンポジウム 「人権、文明、平和の眼で靖国神社を見る」
           @コロンビア大学
09:00~09:30  参加者登録
09:30~10:00 開幕式(Opening Ceremony)

専門家基調報告Ⅰ(司会:河棕文)
10:00~10:30 第一発表  占領統治下での靖国神社(Mark Selden)
10:30~11:00 第二発表  靖国の歴史認識と反米主義( J. J. SUH)
11:00~11:30 第三発表  靖国問題と日本のマスコミ動向(浅野健一)
11:30~12:00 第四発表  靖国神社をめぐる法的争点(内田雅俊)
12:00~13:30 昼食(Lunch Time)

専門家基調報告Ⅱ(司会:孫宙明)
13:30~14:00 第五発表  靖国問題に関する米国社会の対応(Barry A Fisher)
14:00~14:20 第六発表  靖国問題に関する中国社会の対応(Ignatius Ding)
14:20~14:40 映像報告  台湾高砂義勇隊靖国合取下げ運動
14:40~14:55 休憩(Coffee Break)

総合討論Ⅱ(司会:河棕文)
14:55~17:40 総合討論  韓錫丁、孫宙明、李碩兌 及び参加者全員
17:40~18:00 閉幕 共同声明採択及び記念撮影
(主催:靖国反対共同行動韓国、台湾、日本、沖縄委員会 主観:社団法人民族
 問題研究所 後援:東北アジア歴史財)

【参考】  全体行動計画 
10月31日 一陣LA出発
11月1日 靖国風刺漫画展オープン、記者会見
11月2日 靖国無断合祀撤廃後援の夜――30分映画上映、証言
11月3-4日 大型教会中心の映画上映、講演、証言集会
11月5日 ニューヨーク出発、ソウルから第二陣ニューヨークに向け出発
11月6日11時:華僑系合同記者会見予定(単独でも推進)クエーカー教団側へ要請中
2時-3時:UN前プラカードデモ 夕方:関係者会同
11月7日 展示会オープン(11時):カリカチュア行事 
      夕方:後援の夜――場所未定:30分映画上映、演説
11月8日 シンポジウム-コロンビア大
11月9日 7時:ワシントン移動 2時―3時:ワシントン、ホワイトハウス前デモ 
夕方:ワシントン関係者たちと後援行事
11月10日 ニューヨーク移動
11月11日 ソウルへ出発