中国の監督が日本で作った映画、「ヤスクニ」 4月に封切り(080212)

中国の監督が日本で作った映画、「ヤスクニ」 4月に封切り

(東京=聯合ニュース) チェ・イラク特派員= 日本で活動している中国人の映画監督
李纓(リ・イン)が、靖国神社をめぐる人々の態度と戦争が日本人たちに残した混乱と
その背景を描いたドキュメンタリー映画「靖国」の制作を完了し、4月に封切りに入
る。

この映画は、軍隊用の刀の「靖国刀」を作ってきた刃物工芸工の戦争と神社をめぐる
複雑な思いを軸に展開する。

映画には、小泉純一郎元総理の靖国神社参拝と当時軍服姿で両側に並んで参拝する男
性たちの姿,また星条旗を振りながら小泉元総理を歓迎する米国人の姿への参拝客た
ちの反応も出てくる。

李纓監督は、11日に東京で開かれた試写会で、「日本人がこの映画を見て、何か考え
てほしい。この映画は、反日とは別の意味がある。むしろ、日本に対するラブレター
だ。小泉元総理も、この映画を見てほしい」と語った。

李纓監督は、1989年に自由な映画制作をしたい言って日本に渡った後、日本に住みな
がら作品活動をしている。彼の映画には、「なぜ日本と、他のアジア諸国の間には、
戦争に対する認識の差が残っているのか」という疑問と批判が込められている。