8・10靖国キャンドル行動の記者会見(8月5日)報告(事務局)

記者会見(8月5日、午後2時ー3時)の報告

5日、東京での大雨の中、【2008平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動~ヤスクニ・戦争・貧困~】実行委員会による記者会見が行われました。記者会見には、内田雅俊(弁護士)、今村嗣夫(弁護士)、徐 勝(立命館大学コリア研究センター長)井口大介(アーティスト)、古川美佳(美術展企画者)、東海林 勤(牧師、高麗博物館理事長)、村井吉敬(早稲田大学教授)、野平晋作(ピースボート共同代表)さんが参加し、今年行われる靖国反対行動に対する意味を説明しました。

内田雅俊(弁護士)さんの進行で行われた記者会見で、野平晋作さんは4部で構成されている全体イベントの構成を説明しました。古川美佳さんは、靖国をテーマにした初めての美術展を企画した意味を説明し、4地域のアーティストが靖国問題を表現したことで、靖国をみる視点の多様性を図ったといいました。
今回美術展に出品した井口大介(アーティスト)さんは靖国問題、戦争関連絵など表現の自由、鑑賞の自由を抑えられてきた日本の美術界の現状を指摘しました。徐勝さんは東アジア4地域が最近3年間取り組んできた靖国反対連帯行動の重要性を強調し、今村嗣夫さんは自衛官の靖国合祀取消訴訟の現状を述べました。東海林勤さんは、靖国は差別神社として、特に植民地の人々を一方的に合祀している行為に対しての問題点を指摘し、村井吉敬さんは、東南アジアの視点から、天皇兵隊を拒否し逃げた後、インドネシアの独立闘争に参加し死亡した日本軍兵士達が、後に靖国の合祀されている矛盾に関して指摘しました。

記者会見の後、画廊の絵を説明し、9日のアーティストによるリレートーク、10日のキャンドル行動へのご取材を再びお願いしました。

(文責:李)