第22回政教分離訴訟全国交流集会のお知らせ

 2月26日の「合祀イヤです訴訟」大阪地裁判決は、「新編靖国神社問題資料集」で明らかにされた国・靖国神社一体となった合祀の実態を無視し、ひたすら自衛官合祀拒否訴訟最高裁不当判決に追随、遺族の父親への「敬愛追慕の情」に基づく精神的被害を「嫌悪の感情に過ぎない」と切り捨てました。

 現在、靖国合祀取消訴訟は、東京の韓国人遺族・生存者を原告とする「ノー!ハプサ」訴訟、沖縄の「合祀ガッティンナラン」訴訟を含め3件が係争中ですが、いずれの裁判でも国・靖国神社は自衛官合祀拒否訴訟最高裁不当判決を前面に押し出した主張を展開しており、これをどう突破していくかが極めて重要な焦点となっています。

 また、最高裁に掛かっている北海道の2件の政教分離訴訟が大法廷に回付されることになり、新たな憲法判断がなされる可能性も出てきています。

 一方、靖国問題は侵略戦争・植民地支配の清算が未だなされていない日本社会の象徴でもあり、国際問題でもあります。8月には韓国・台湾からも来日し、東京で反靖国共同行動も取り組まれますが、法廷の内外、日本国内外を結んだ運動の強化も求められています。

 ぜひ、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

●シンポジウム「靖国合祀取消訴訟の到達点と課題」

 基調講演「アジアから見た靖国問題」(李錫兌弁護士)

 パネリスト:大阪・東京・沖縄各合祀取消訴訟弁護団

(日時)2009年7月25日(金)18:30~

(会場)港区立港勤労福祉会館第1洋室
     東京都港区芝5-18-2 電話03-3455-6381
     最寄り駅:(両会場共)都営三田線・浅草線三田駅より徒歩1分、JR田町駅徒歩5分

(参加費)2000円