【展覧会案内】金城実展 「闘いの美学―沖縄、島の土から」
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金城実展 「闘いの美学―沖縄、島の土から」
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期間:8月6日(金)―8月21日(土)
会場:GALLERY MAKI
http://gallerymaki@hotmail.com
東京都中央区新川1-31-8-402 Tel/Fax 03-3297-0717
日比谷線・東西線 茅場町駅 3番出口下車、隅田川方向へ徒歩7分
開廊:12時~19時
休廊:日曜日、ただし8月7日(土)は休廊
■8月6日(金)17:30よりオープニングパーティを行います。
■連続トークイベント
●トーク<1>「琉球・日本・美術」
日時:8月6日(金) 18時30分~20時45分
場所:新川区民会館 7号室
(中央区新川1-26-1 Tel :03-3551-7000 GALLERY MAKIより徒歩3分)
パネリスト:金城実(彫刻家)
アライ=ヒロユキ(美術・文化社会批評)
武居利史(府中市立美術館学芸員)
与那覇大智(美術家)
古川美佳(韓国・美術文化研究)
●トーク<2>「差別の構造―沖縄という現場」
日時:8月7日(土) 14時~17時
場所:日本教育会館 8F 第3会議室
(千代田区一ツ橋2-6-2 Tel :03-3230-2831 都営新宿線・半蔵門線神保町駅下車)
パネリスト:金城実(彫刻家)
石川文洋(写真家)
鎌田慧(ルポルタージュ作家)
辛淑玉(人材育成コンサルタント)
■映画上映&トーク
「チビチリガマから日本国を問う!」~シリーズ「ゆんたんざ未来世」特別編集版~
監督・西山正啓 ドキュメンタリー105分
金城実(彫刻家)・知花昌一(村議)・知花盛康(農民)他 出演
慰霊祭、普天間米軍基地移設問題首相官邸前座り込み、県民大会までの記録
日時:8月13日(金)開場17時30分
上映18時
場所:新川区民館 7号室 会費1000円
トーク:西山正啓(監督)金城実(彫刻家)小倉利丸(富山大学教員)
*お問い合わせは GALLERY MAKIまで
TEL/FAX:03-3297-0717
E-mail: gallerymaki@hotmail.com
*上映の問い合わせのみ aitaro7@yahoo.co.jp(西山)
■展示の紹介
今夏8月、沖縄の彫刻家・金城実氏の個展を東京茅場町GALLERY MAKIで開催いたします。これは同ギャラリーの企画として毎年実施している「群島のアート考古学―古川美佳(韓国美術・文化研究)連続企画<東アジア文化論>」の一環、第4回目にあたります。
金城実氏の作品にスポットをあてながら、「彫刻家」としてはもとより、沖縄とヤマトの歴史のひずみをみすえ、人間の尊厳を求めてたたかってこられた「活動家」としての氏の全容にもくい込みながら、沖縄を、私たち自身を、いまいちど芸術を通して見つめ直す「現場」を創出していきたいと考えています。
折しも1960年の安保改定から50年、そのツケが沖縄に棘のように刺さったまま、民主党政権の下、改めて米軍基地問題として顕在化しています。また今年は「韓国併合100年」にもあたり、アジアにおける植民地支配の清算も問われています。沖縄米軍基地問題は、いまや「日米軍事植民地体制」と化して、ヤマトの実態を露わにし、未来を問いただしているのです。
こうした問題をこのまま封印せずに、どのように表現し、行動していくか?沖縄のあり様を、政治と文化を柔軟に行き交う生活者―民衆の視点であぶり出す―怒りあり、笑いあり、涙あり?の金城実作品展と語りあいにぜひともご参加ください。
■金城 実(きんじょうみのる)プロフィール
1939年沖縄県勝連町浜比嘉島生まれ。65年京都外語大学卒業、大阪市立天王寺夜間中学校、西宮市立西宮西高校、近畿大学付属高校などの講師をつとめながら彫刻活動に従事。94年沖縄に帰り読谷村に在住し彫刻に専念。70年沖縄での反米「コザ事件」に刺激され彫刻制作を開始、71年代表作「沖縄」制作、79年「戦争と人間」大彫刻展で全国80箇所キャラバン実施、87年読谷村チビチリガマに「世代を結ぶ平和の像」建立、長崎原爆記念館に「平和の母子像」建立、99年韓国英陽郡に「恨之碑」建立、97年より100m大レリーフ「戦争と人間」制作に着手、2007年完成、大展示会。2008年「アートで表現するYASUKUNI展」出品等多数。
著書に、『土の笑い』(筑摩書房)、『神々の笑い』(径書房)、『沖縄を彫る』(現代書簡)、『民衆を彫る』(解放出版社)等。
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