2011平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動への賛同のお願い
隠す、ウソをつく、過少に見せる……3・11東日本大震災─レベル7のフクシマ原発事故に対する政府の対応は、この国の権力を握る人たちの変わらぬ性向・体質をあぶり出しました。第二次大戦下の「大本営」とまったく同じ対応です。
その結果、子どもを含む多くの人たちが知らぬ間にヒバクシャにさせられ、大気、大地、海は放射能に汚染されました。人びとは住み慣れた土地を追われ、フルサトとその文化すらも捨てなければならなくなりました。過酷な条件の下で、大量に被曝しながらフクシマを収束させるために働く労働者は、「トッコウ」にもなぞらえられつつ、闇に葬られようとしています。その中で「死んだらヤスクニへ」などというメールすらも飛び交っています。
他方、政府、メディアは、「がんばろう日本」「日本は強い国」「絆を」のキャンペーンを展開しています。天皇は被災地を「巡幸」して被災者を「慰め」ています。「国難」を乗りこえるため一つになること、「国難」打開のために殉ずること、献身することを民衆に求めてきているのです。そして、その裏で真に責めを負うべき者たちは、易々と追及を逃れています。この国の権力は責任をとりません。
同じことの繰り返しです。原発推進の虚妄、米国への“従属”、資本のあくどさ、地方の切り捨て、自治体首長の無責任……、原発震災はこの国の闇をあばき出しました。それに蓋をするために、パラダイム転換をはばむために、今またヤスクニとその思想が利用されようとしています。
3・11後の日本、東アジアはそれをどう見るか。「人災」が「国難」化され、責任追及がいつの間にか宙に浮いて、鵺(ぬえ)のように権力が延命していく……、そんな状況の根底にひそむヤスクニ。今年のキャンドル行動は、3・11後の日本の状況を東アジアの民衆の視座からとらえ返す場として準備し、実施していきたいと考えます。つきましては2011年反ヤスクニキャンドル行動(プログラムはhttp://peace-candle.org/node/205)を成功させていくために、皆様のご賛同、ご協力をお願いします。
(共同代表)今村嗣夫、内田雅敏、金城実、東海林勤、菅原龍憲、鈴木伶子、辻子実、徐 勝、新倉修、服部良一、高金素梅、蕭惠美、史亞山、陳政宗、李海学、李錫兌、李熙子
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賛同のお願い
賛同金:1口1000円
何口でも結構です。団体については、可能であれば5口以上の賛同をお願いいたします。
振込先:(郵便振替口座)00140-3-446364
口座名義:ヤスクニキャンドル行動 内田雅敏
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