2012平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動の賛同・協力のお願い

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

2012平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動の賛同・協力について(お願い)
キャンドル行動実行委員会事務局長 内田雅敏(弁護士)

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

 反ヤスクニキャンドル行動へのご支援に感謝申し上げます。

 この4月28日、私たちはサンフランシスコ講和条約発効60年を迎えます。同時に、今年は、沖縄復帰、日中国交正常化40年でもあります。

 1945年8月のポツダム宣言の受諾-敗戦からこのサンフランシスコ条約の締結・発効にいたる6年有余の間、日本には軍国主義、植民地主義を清算し、どう平和国家への転換を図るのか、いかにアジア諸国との友好を築いていくのかが問われていました。占領下、東京裁判で東条らの戦犯が訴追、処断されるのと平行して、日本は占領国軍総司令部の関与の下で平和憲法を制定するなど一連の戦後改革-民主化を進めました。

 しかし、米国が反共・「冷戦」政策を打ち出す中で、それに便乗した日本は、新しく誕生した中華人民共和国に敵対し、朝鮮戦争では米軍を支援-朝鮮半島の南北分断・固定化に手を貸しました。また、沖縄・奄美を切り捨てて米軍支配に委ねました。それを確定させたのがサンフランシスコ講和であり、日米安保条約の締結でした。米国の戦略に沿い、列島を「反共の防波堤」とすることで、日本は軍国主義の一掃、植民地主義の清算を免れることができました。事実、サンフランシスコ講和条約発効後、真っ先に日本が行ったのは軍人恩給の復活、戦傷病者戦没者遺族等援護法の制定でした。これによってヤスクニは実質的に「復権」したのです。

 1972年、沖縄は本土=ヤマトに「復帰」し、日中共同声明によって日中国交正常化は実現しました。それから40年。サンフランシスコ講和条約によって形成された戦後日本の構造が変わることはありませんでした。沖縄には今も米軍基地の75%が置かれ、「南西重視」「離島防衛」という名の中国敵視政策により沖縄の自衛隊が増強されようとしています。朝鮮民主主義人民共和国とはいまだに国交も正常化されていません。「慰安婦」問題をはじめ戦後補償問題も未解決のままです。沖縄本土「復帰」、日中友好・不再戦とはいったい何であったのでしょうか。

 今年のキャンドル行動は、サンフランシスコ講和条約60年、沖縄「復帰」・日中国交正常化40年に当たって、戦後日本のあり様を規定し、枠組みをつくったサンフランシスコ条約とヤスクニとの関係を検証する場として準備します。つきましては2012年反ヤスクニ行動として実施する下記の企画を成功させていくために、皆さまのご賛同、ご協力をお願い申し上げます。
                                         以上

(共同代表)今村嗣夫、内田雅敏、大口昭彦、金城実、菅原龍憲、鈴木伶子、辻子実、徐 勝、野平晋作、服部良一、高金素梅、李錫兌、李熙子、任軒永
                   
**************************************

1 「2012 平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動-60年目に考える サンフランシスコ条約体制とヤスクニの『復権』」

(1) 開催日時:8月11日(土) 午後1時30分~6時30分 (開場:午後1時)

(2) 開催場所:豊島公会堂 (JR池袋駅東口より徒歩7~8分)

(3) シンポジウム 『60年目に考える サンフランシスコ条約体制とヤスクニの「復権」』(午後1時45分~4時15分)
    報告1 サンフランシスコ条約とヤスクニ
          報告者=古関 彰一氏(獨協大学教授)
    報告2 サンフランシスコ条約とヤスクニの下の沖縄
          報告者=石原 昌家氏(沖縄国際大学名誉教授)
    報告3 サンフランシスコ条約と朝鮮半島の分断
          報告者=李 時雨氏(韓国・写真家)
    報告4 サンフランシスコ条約と台湾
          報告者=曾 健民(台湾社会科学研究会会長)
    報告5 サンフランシスコ条約と戦後日本の思想状況
          報告者=高橋 哲哉氏(東京大学教授)

(4) コンサート&被害者証言 (午後4時30分~6時15分)
   ・コンサート-ソン・ビョンフィさん、ムン・ジンオさん(韓国)
   ・被害者証言-韓国の遺族等

(5) キャンドル・デモ (午後7時~)

2 お願いしたいこと

 (1)企画に賛同いただくこと。
   賛同金:1口1千円 (何口でも結構です。団体については、可能であれば5口以上の賛同をお願いいたします。同封しました振込用紙をご利用ください)
   振込先:(郵便振替口座)00140-3-446364 口座名義:ヤスクニキャンドル行動 内田雅敏

 (2)参加協力券(1,000円)を購入していただくこと。

3 連絡先

住所:新宿区三栄町8 四谷総合法律事務所気付
電話:03-3355-2841  FAX:03-3351-9256
E-mail: peacecandle2006@yahoo.co.jp
ホームページ:www.peace-candle.org