第2回事前学習会(具志堅隆松さん)の報告

政府は、沖縄県民の反対の意思を踏みにじって、辺野古基地の建設を今も続け

ています。そして、そのために大浦湾、辺野古の海を埋め立てているのですが、

その埋立てのために県南部(糸満、八重瀬)の土砂を使おうとしています。し

かし、具志堅さんもおっしゃったように南部は沖縄戦の一番の激戦地で、そこ

には今も、多くの戦没者の遺骨が未回収、未収容のままに置かれています。そ

この土砂を埋立てに使うという場合、遺骨の混じった土砂を使うということで

あり、戦没者の遺骨をまた海に「棄てる」ということです。

これは余りに理不尽、防衛省がそんなことを強行するのは旧日本軍=防衛省の

「先輩」に対する“裏切り”ではないか、と具志堅さんは訴えられました。

辺野古基地建設に反対か賛成かという以前に、戦没者の遺骨の混じった土砂を

埋立てに使うのはやめろ、というのは極めて当然の訴えです。

ですから、那覇市議会、沖縄県議会など沖縄県下の議会では、自民も公明も共

産もなく全会一致で、遺骨等の混じった土砂を使用するな、との意見書が採択

されています。

このような意見書は、沖縄県内の市町村議会だけではなく、ヤマトの地方議会

でも採択を求めることができます。

以下に、沖縄県議会、那覇市議会で採択された意見書のアクセス先をお示しし

ました。また、一例として、品川区議会への「請願・陳情のやり方」を説明した

サイトのアクセス先も示しました。

もうすぐ6月。各地方自治体では6月議会(定例)が開催されます。その議会

に向けて、遺骨の混じった土砂を埋立てに使用するな、遺骨収集促進法に基づき

沖縄戦没者の遺骨調査、収集の取り組みを強めよ、と求める意見書採択を求める

請願(紹介議員がいる場合)、または陳情(紹介議員がいない場合、住民個人、

連名で)を具体化していきましょう。

(沖縄県議会意見書)

https://www.pref.okinawa.jp/site/gikai/documents/20210415_ikensyo_1.pdf

(那覇市議会意見書)

https://www.city.naha.okinawa.jp/sigikai/teireikai/ikenketugi/ikensho_ke...

(請願・陳情のやり方-例:品川区議会)

https://gikai.city.shinagawa.tokyo.jp/guidance/seigan_tinjo_guidance/sub...