[事前学習会] 2021 平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動
[事前学習会] 2021 平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動
クリックするとチラシPDFが表示されます(ダウンロードできます)
<事前学習回 全3回 いずれの回もZOOMでのオンライン開催となります>
申込先 : peacecandle2006@yahoo.co.jp
参加費 : 各回1000円
会場 : ZOOMオンライン開催
第1回 2021年4月23日(金) 18:30-「3.11フクシマ原発事故10年とヤスクニ」
講師 : 武藤類子さん (福島原発告訴団団長)
養護学校教員などを経て、2003年に開業した里山喫茶「燦(きらら)」を営みながら反原発運動に取り組む。
島原発告訴団の団長、原発事故被害者団体連絡会(ひだんれん)共同代表。著書に『福島からあなたへ』など。
第2回 2021年5月28日(金) 20:30-22:00「沖縄の遺骨と辺野古新基地建設」
◆沖縄戦では、日本人(ヤマト)・米国人兵士、沖縄住民、朝鮮人(日本軍の軍人・軍属等)など20万人を超える
人々が亡くなった。その遺体(「遺骨」)は全てを収容しきれず、今も毎年百体に及ぶ遺骨が発掘される。
とりわけ南部激戦地には残されたままの遺骨が数多く存在する。
◆日本政府は、その遺骨の混じる沖縄県南部の土砂を辺野古の新基地建設の埋め立てのために使おうとしている。
沖縄県民が住民投票で明確にノーを表明した辺野古基地建設に、戦没者遺骨の混じる土砂を使う、余りに理不尽
であり、人道に反する。ガマフヤーの具志堅さんは反対の声をあげ、沖縄県議会も反対の意見書を採択した
(4.15、全会一致)。それでも日本政府は埋め立てを進めている。
◆沖縄戦では、多くの住民が米軍の攻撃(艦砲射撃、空襲、砲撃など)で亡くなったが、日本軍によっても殺された
(集団自死の強制、壕からの追い出し、スパイ視して処刑等)。その犠牲者の遺骨も遺族に返されないままに
放置された。そして今、放置してきた遺骨の混じる土砂を、軍事基地建設のために使うという二重、三重の理不尽に、
どう立ち向かうのか?具志堅さんの報告をヤマトの人間はどう受けとめるべきか?
講師 : 具志堅隆松さん (ガマフヤー)
ガマフヤー(ガマを掘る人)。
1954年、沖縄県那覇市生まれ。沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表。1982年以来、沖縄戦戦没者の
遺骨を発掘する取り組みを39年間にわたって続けてきた。発掘した遺骨を遺族に届けるために、遺骨のDNA鑑定を
行うことを厚生労働省に求めている。そして今、沖縄戦激戦地の南部の遺骨の混じった土砂を辺野古基地建設の
ために投入することに反対している(3.1~6までハンガーストライキ実施)。具志堅さんは、基地に賛成、反対
ではなく、あまりにも非人道的で、戦没者への冒涜だとして土砂投入に反対している。著書に『ぼくが遺骨を
掘る人「ガマフヤー」になったわけ。―サトウキビの島は戦場だった』。
第3回 2021年6月25日(金) 18:30-20:30「ダーバン宣言20年と植民地主義の現在」
◆2001年8月末から9月初めにかけて、国連は南アフリカのダーバンで、「反人種主義世界会議」を開催した。
アパルトヘイトを廃絶した南アフリカで開催されたこの「反人種主義世界会議」は、欧米の旧植民地宗主国の
様々な妨害を乗りこえ、「宣言」と「行動計画」を採択した。
◆「宣言」では、奴隷制と大西洋越え奴隷貿易を「人道に対する罪」と認め、植民地主義についても、「植民地
主義が起きたところはどこであれ、いつであれ、非難され、その再発は防止されねばならない」と確認した。
ダーバン宣言は、植民地支配が「合法」か、「不法」か、などという議論をもはや過去のものとしたのである。
◆そのダーバン宣言から今年は20年となる。「ブラック・ライヴズ・マター(BLM)」の運動が広がりを見せて
いるように、植民地主義、人種主義を克服、清算しようというたたかいは世界に広がっている。
◆しかし、目をこの国に転ずれば、「慰安婦」、強制動員問題の未解決、在日朝鮮人への差別・ヘイトの横行など
植民地主義の清算が進んでいない現状が存在する。このような中、改めてダーバン宣言の意義を確認すると
ともに、植民地主義清算に向けての課題を整理する。
講師 : 前田朗さん (東京造形大学教授)
1955年、札幌市生まれ。東京造形大学名誉教授。専攻は刑事人権論、戦争犯罪論。著書に、『戦争犯罪論』『刑事
人権論』『ジェノサイド論』『ヘイト・スピーチ法 研究序説 ―差別煽動犯罪の刑法学―』『ヘイト・スピーチと
地方自治体 – 共犯にならないために』など多数。前田さんは、2001年のダーバン会議にNGOの一員として参加、
ダーバン宣言の翻訳などにも関わられた。
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