現地報告、7日:在ニューヨーク韓人後援会の夜開催

在ニューヨーク韓人後援会の夜開催
「東アジアの平和のために靖国問題解決は重要」


 11月7日の夜、在米韓人約150人余りがFlushing Town Hallに集まり、靖国合祀取り消しのための後援会を開いた。映画『アンニョンさよなら』が上映されてから始まった後援会で、靖国反対 4ヶ国共同会議の韓国委員会の代表であるイヘハク牧師は在ニューヨーク韓人団体を紹介しながら、後援会への参加者に御礼の挨拶をした。李牧師は、靖国問題は韓国及び日本社会にもその問題の本質を知らせるのが難しい問題であり、さらに米国社会にこの問題を世論化するにはもっと多くの努力が必要であるので、在米韓人団体に多くの協力を要求したいと述べた。また「靖国の一方的な合祀は民族の自決権を侵害することであり、東アジアの平和のためには靖国問題を必ず解決しなければならない」と主張した。日本測を代表してイヨンチェ事務局長は「靖国問題は日本人自らで解決しなければならない歴史認識の問題であると同時に国際的な問題だ。日本が戦後60年の間、自らこの問題の解決の道を見つけることができなかったことで、去年から4ヶ国共同行動を通じて「NO 靖国」キャンドル行動をはじめ、今年は米国で国際連帯行動を起こすようになった」と経過を述べた。

 靖国に対する解説映像が上映された後、韓服を着て舞台に登場したイヒジャさんは、静かな声で靖国合祀取り消し運動に立ち上がった自分の経験をゆっくり説明した。戦争に強制徴用されていなくなった父への思い、父なき子どもの生活、母子への差別、父を探し始めた経過、靖国合祀の事実確認で受けた衝撃、それから18年間の合祀取消しへの要求運動。今後ともどんな困難があっても、あきらめないで靖国合祀取り消しを獲得するまで頑張るという話に参加者達は涙と拍手を同時に送った。

 徐勝教授はアメリカの日本を利用した東アジア政策と、日本の米国の軍事傘のなかでの経済政策の仲、日本の戦争責任が曖昧に処理されたことと、今後日本を米国戦争の一羽として成長させている米国に、戦争の象徴である靖国問題を提起するのは、日本の軍国主義化へ警鐘を米国に鳴らすことだと主張した。
初の女性大統領候補であり、元国務総理であったハンミョンスクさんは、「東アジアの平和のために『日本問題』の解決は非常に重要であり、従軍慰安婦問題に引き続き、靖国問題を国際連帯で解決して行くことに共にする」と述べた。朝鮮半島の平和のために日本の靖国問題の解決が重要な課題であることを参加者たちは訴え、在米韓人たちも靖国問題の米国と国連への世論化に積極的に協力するという決意を確認しながら後援会の夜は幕を閉じた。